一部取扱商品の価格改定について(2026年3月2日実施)

デジタル転写とDTF転写│フルカラープリントの仕上がり・特徴を比較

加工手法転写

フルカラープリントを小ロットから作成できる加工方法として、近年「DTF転写」の普及が進んでいます。
一方で、従来の「デジタル転写」と何が違うのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。
*デジタル転写とDTF転写は転写プリントと呼ばれる方法に分類されます。

どちらもフィルムを熱圧着してプリントを行う加工方法ですが、

・色の再現性
・フチの有無
・風合い
・得意なロット


などに違いがあります。

本記事では、実際のプリントサンプル写真を用いながら、それぞれの特徴をご紹介します。

加工方法の違い

DTF転写とデジタル転写は、どちらもシートを熱圧着してプリントを行う加工方法です。
一方で、大きく異なるのは「版の有無」です。

DTF転写は版を必要とせず、初期費用を抑えられるため、小ロットとの相性に優れています。
対してデジタル転写は、版を使用する加工方法のため、量産時の加工効率に優れており、大ロットになるほど価格メリットが出やすい特徴があります。

では、仕上がりにはどのような違いがあるのでしょうか。
ここからは、実際のプリント写真を用いながら比較していきます。

写真比較①:色の再現性

まず、実際の入稿データがこちらです。


このデータをそれぞれの加工方法でプリントした実際の写真がこちらです。

【デジタル転写】

【DTF転写】

どちらも十分鮮やかに表現されていますが、比較すると、デジタル転写の方がより色の深みが表現されており、入稿データに近い仕上がりになっています。
色の再現性においては、デジタル転写の方がやや再現性の高い仕上がりとなりました。

写真比較②:フチの有無

フチの有無も、仕上がりの違いを大きく左右するポイントです。

【デジタル転写】

【DTF転写】

デジタル転写は、基本的にフチが付く仕様となります。
フチには単色タイプもありますが、今回の写真は透明フチ仕様となります。

一方で、DTF転写は基本的にフチが付きません。
ただし当社では、細い線や小さな文字など、デザイン保持が難しい場合に限り、補強目的でフチを付ける場合がございます。

画像をクリックして拡大いただくと違いが分かりやすくなります。

写真比較③:風合い

風合いも若干の違いがあります。

【デジタル転写】

【DTF転写】

写真では少し分かりづらいですが、DTF転写の方がやや柔らかい手触りとなっています。
一方でデジタル転写は、DTF転写と比べるとやや厚みがあり、貼付け感が出やすい傾向があります。

とはいえ、いずれもシートを熱圧着する加工方法のため、ある程度の貼付け感は発生します。

特徴比較

ここまでご紹介した特徴を、表でまとめると以下のようになります。
用途や重視したいポイントに応じて、適した加工方法を選ぶことが重要です。

デジタル転写DTF転写
得意なロット中~大ロット小~中ロット
色の再現性
フチの有無有り無し(例外あり)
風合い

料金目安の比較

加工方法によって、作成枚数ごとの単価傾向にも違いがあります。
以下は、各加工方法における枚数別の「1枚あたりの加工単価」を比較した表です。
プリントサイズや作成枚数によって、価格差の出やすさが変わってきます。

【綿Tシャツ(085-CVT ブラック)で作成した場合】

1枚あたりの加工単価(シート代+プレス代+版代)
プリント
サイズ
加工手法10枚
作成時
30枚
作成時
50枚
作成時
100枚
作成時
300枚
作成時
500枚
作成時
10×10
cm
デジタル
転写
¥2,500¥1,167¥700¥450¥317¥290
DTF
転写
¥1,000¥550¥450¥400
27×40
cm
デジタル
転写
¥2,900¥1,567¥1,250¥1,030¥897¥870
DTF
転写
¥1,200¥1,100¥900¥850

※別途、本体代と送料を頂戴いたします
※30枚未満のご発注時は、事務手数料5,000円を頂戴しております
※デジタル転写は透明フチタイプの金額となります
※DTF転写は100枚以内を推奨しております

それぞれの向いているケース

DTF転写とデジタル転写は、どちらが優れているというよりも、用途や重視したいポイントによって適した加工方法が異なります。

【デジタル転写が向いているケース】
・キャラクターやロゴなど、色の再現性を重視したい
・フルカラープリントを大ロットで作成したい
(例:販促ユニフォーム/企業ユニフォーム/ノベルティなど)

【DTF転写が向いているケース】
・フルカラープリントを小ロットで作成したい
・貼付け感を少しでも抑えたい
(例:アパレル物販/チームウェア/ショップスタッフウェアなど)

まとめ

DTF転写とデジタル転写は、どちらもフルカラープリントへ対応できる転写加工ですが、それぞれ特徴が異なります。

【デジタル転写が優れている点】
・色の再現性
・大ロットでの価格メリット


【DTF転写が優れている点】
・比較的柔らかな風合い
・小ロットとの相性
・フチが付かない(例外あり)


また、デザイン内容や作成枚数によっても適した加工方法は変わるため、用途に応じた選定が重要です。

当社では、加工内容やご希望の仕上がりに応じて、最適なプリント方法をご提案しております。
加工方法に迷われた際は、お気軽にご相談ください。


DEMO PRINTの工場について

DEMO PRINTプリント工場外観

DEMO PRINTは、約6,500㎡の国内最大規模のプリント工場を保有しています。 
広さを活かした大量ロットの生産と多様なプリント加工への対応、そして清潔且つ安全な作業環境を生み出すことで安定した生産を実現しています。 


セールスサポート team01@demoprint.co.jp

お見積もりは以下のフォームからもご依頼いただけます。